こんにちは、看護師のAです。
日に日に気温が高くなり、梅雨の気配を感じる季節になりましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
気温や湿度がぐんとあがってきたということもあり
本日は「熱中症」対策をテーマにお話ししたいと思います。
「熱中症」とは
高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり
体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり
場合によっては死亡することもあります。
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者で、年齢を重ねるとともに暑さや
水分不足に対する感覚機能やからの調整機能も低下しているため注意が必要です。
「熱中症」の症状は・・・
・めまいやたちくらみがする
・大量の発汗
・筋肉のこむらがえり(足がつるなど)
・生あくびがでる
⇒症状が進むと・・・
・頭痛や嘔吐
・身体の怠さ
・虚脱感(力が抜ける感じ)
・ぼーっとして判断力や集中力が低下する
などが生じ、応急対処をしても症状が改善しない場合は
迷わず医療機関を受診しましょう。
※自力で水が飲めない・応答がおかしい・意識がはっきりしない場合は
救急車を呼びましょう。判断に迷うときには ♯7119に電話をして
相談するのも良いと思います。
熱中症予防のために有効な対策としては
〇 エアコンや扇風機で温度をこまめに調節する
〇 出時には日傘や帽子を着用する
〇 天気の良い日は日陰で休むなどこまめな休憩をする
〇 通気性の良い衣類を着用する
〇 保冷剤・氷・冷たいタオルなどでからだを冷やす
(このとき、首やわきの下を冷やすと効果的です)
〇 こまめに水分を補給する 大事!!
(のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分・塩分をとる)
〇 遮光カーテン・すだれ・打ち水を利用する
などが挙げられます。
本格的に暑くなる前の今のうちに、熱中症予防の対策を
準備できると良いですね。
それでは、皆様がお健やかに過ごされますようお祈りいたしております。
本文は厚生労働省のHPを参照にしています。